韓国の地方の農協で金融業務からレジ係への異動を命じられたに女性職員がこのほど、会社員匿名コミュニティ「ブラインド」に「5カ月の妊婦なのにレジ係への異動を発令されました」と投稿し、職場いじめを訴えた。
投稿によると、女性は7月、総務チームからてんまつ書の提出を求められた。顧客のクレームが理由だった。相手がいつ来店した誰で、どんなミスをしたのか見当がつかないので詳細を尋ねたが、何も教えてもらえなかった。
そこで「未詳の顧客に不詳のことで不便をかけて申し訳ない」という趣旨のてんまつ書を支店長宛てに書いた。すると「不親切な対応をし、反省する」と書き換えるよう命じられた。聞くところでは、組合長が女性を異動させたがっているらしく、クレームを入れたのは組合長の知人ということだった。
3カ月後の10月、女性が客の口座番号を見間違えてしまい、「わざとやったのか」と大声で罵倒されるトラブルが起きた。その客は本店へ行って「組合長出てこい」と暴れ、女性は再びてんまつ書の提出を要求された。
そして出産休暇を3カ月後に控えた女性はスーパーへの異動を発令された。気を落ち着かせようと1週間休暇を取ってスーパーに出勤すると、事務職ではなくレジ係だった。冷蔵庫で室温が低い中、9時間も立って働かねばならない。
女性は「内部告発しても監査チームは幹部らの息が掛かっているので、かえって不利益を受けそうだ。夫は辞めてもいいと言ったが、辞めたら私だけがおかしな人と思われてしまう」と悔しさをにじませた。
これを見た他の農協職員たちは「地域農協は一般の会社のように田舎へ飛ばすことができないので職務の中で流刑地へ送ったようなものだ」「妊婦にレジ係を発令したということは『やめろ』と同義と考えて間違いない」と口をそろえた。
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