2024 年 12月 23日 (月)
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韓国・地方大学先端学科1012人増員…だが生き残るのは何校か

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韓国教育省が非首都圏12大学の先端分野学科定員を1012人増やす。ただ、ソウルなど首都圏10大学の先端分野の学科定員も817人増えるため、非首都圏大学の先端分野学科はスタート前から戦々恐々としている。

ソウルの大学予備校「鍾路(チョンノ)学院」のイム・ソンホ代表は「随時・定時ともにソウルなど首都圏への偏重現象が加速すると予想される。首都圏と地方圏大学の両極化がさらに深化する恐れがある」と指摘している。

一部では、2023年度に閉科となった円光(ウォングァン)大学半導体・ディスプレイ学部の事例が再発しかねないという懸念も出ている。

円光大学半導体・ディスプレイ学部は2005年、電算物理学専攻と半導体工学専攻が統合し新設された。2011年度の入学定員は50人だったが、毎年新入生が減少し、2022年度の入学者は30人に減った。結局、定員割れで2023年度に学科が廃止された。

ある地方大学関係者は「半導体産業が首都圏に偏重しており、相当数の大学が所在する地域には半導体大企業の製造工場がまったくない。半導体関連の名称がある学科に対する支援以外に、半導体産業と関連した電気・電子・化学工学など半導体産業人材養成に必要な学科も合わせて支援すべきだ」と指摘している。

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