韓国のイ・ジョンソプ(李鐘燮)国防相が委員長を務める「国防宇宙発展委員会」の委員に国軍防諜司令官が追加で就任した。11月に1号機が発射される偵察衛星に関連した保安業務を担うためだ。
国防省はこれまで11人だった委員に防諜司令官を追加した背景について「軍事衛星の暗号装備運用を支援するなど保安業務の重要性が増大したため」と説明している。
国防宇宙発展委は国防に関する重要政策と宇宙戦力拡充のための主要案件、関連法令の制定や改正を審議するため政府が2018年に設立した。
委員長を国防相が務め、委員には合同参謀議長と防衛事業庁長、国防次官、陸・海・空軍参謀総長らが就く。
また、国防省は国防宇宙発展委の実務委員会委員に防諜司令部第1処長を追加した。
軍消息筋は「韓国軍の国防宇宙力発展のための最上位文書である国防宇宙戦略書や国防宇宙力発展施行計画の議論にも防諜司令部が以前より多く参加することになる」と話した。
国防省は今年5月、国防宇宙発展委員長をこれまでの次官から大臣に、委員は室・局長級から合同参謀議長と各軍参謀総長や海兵隊司令官・防衛事業庁長などにそれぞれ格上げしていた。
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