
2025年に韓国の国立公園を訪れた外国人が約205万人に達したことが分かった。自然観光への関心の高まりを背景に、訪問者数は大きく増加している。
国立公園公団が3月25日に発表した統計によると、訪問者の内訳は海外からの観光客が113万人、国内在住の外国人が92万人だった。
最も多くの外国人が訪れたのは済州の漢拏山国立公園で、27万人が訪問した。済州観光において自然体験の需要が高まっていることが反映されたとみられる。
続いて、多島海海上国立公園が14万人、泰安海岸国立公園と閑麗海上国立公園がそれぞれ13万人と、海岸や島しょ地域の人気が高かった。
国籍別では中国が25万人で最多となり、全体の約22%を占めた。以下、台湾(13万人)、フィリピン(9万人)、インドネシア(8万人)、米国(6万人)、日本(5万人)と続き、中華圏や東南アジアからの訪問が目立った。
季節別では紅葉と温暖な気候が重なる秋の訪問が最も多く、春、夏が続き、冬は比較的少ない傾向となった。
今回の統計は、海外からの入国者の通信ローミングデータを活用し、国立公園内の滞在を推計したもの。従来の目視による集計を補完し、より客観的な訪問実態の把握が可能になった。
国立公園公団は今後、外国人向けサービスを拡充する方針だ。英語の動画コンテンツなどオンライン広報を強化するほか、登山装備のレンタルやAIによる多言語案内、レンジャー同行プログラムなどを整備し、利便性の向上を図る。
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