
韓国の私立大学である国民大学は7月21日、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏に授与した博士学位を無効とする最終決定を下した。
大学側は同日、「キム・ゴニ氏がテクノデザイン専門大学院の博士課程に提出した修士学位が、出身大学である淑明女子大学により正式に取り消されたため、高等教育法第33条第4項に規定された博士課程の入学資格を満たさなくなった」と発表した。
このため、国民大学はテクノデザイン専門大学院の運営委員会に本件を公式議題として上程。大学院委員会での審議と議決を経て、キム・ゴニ氏の入学およびこれに基づく博士学位授与を無効とすることを決定した。
大学は「今回の措置は、修士号の取消により入学資格が失われたことによる法理上の『当然無効』に基づくもの。入学および学位授与の行為自体が成立要件を欠いていたと見なし、必要な行政手続きを終えた。今後も法令と規則に則り、学問共同体の信頼と倫理を守るため最善を尽くしていく」と強調した。
(c)news1