
韓国国家遺産庁は21日、宗廟での茶談会開催や景福宮・勤政殿の御座(玉座)着座などを巡り、「国家遺産の私的流用」があったとして、ユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏をソウル鍾路警察署に告発したと発表した。
国家遺産庁によると、国家遺産の不適切な利用疑惑に関する内部の特別監査の結果、キム・ゴニ氏について刑法第136条(公務執行妨害)、第137条(偽計による公務執行妨害)、請託禁止法第5条(不正請託の禁止)、文化遺産法第101条(管理行為妨害など)の違反容疑が認められるとして、告発状を提出した。
この問題を受け、国家遺産庁は昨年11月、副庁長直轄の臨時組織として特別監査班を設置し、キム・ゴニ氏に関する国家遺産利用の経緯を調査してきた。庁側は「今回の監査は、昨年12月に終了し警察に引き継がれた特別検察の捜査とは別に、当庁が独自に実施したものだ」と説明している。
特別監査の結果、指摘されていた疑惑の多くが事実であることが判明した。キム・ゴニ氏は、国家の公式行事や外賓接遇としての大統領夫人の公的日程ではなく、私的目的で宗廟の望廟楼において茶談会を開き、景福宮・勤政殿の御座に座るなど、国家遺産庁の管理行為を妨害したとされる。
また、大統領の国家遺産事務に対する指揮・監督権限を逸脱し、国家公式行事として準備されていた光化門月台および扁額復元記念行事について事前点検をしたほか、単なる展示観覧にとどまらず、国立古宮博物館の収蔵庫まで視察していたことも確認された。
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