2025 年 6月 6日 (金)
ホーム社会韓国・喫煙による年間死者数7万人超…社会経済的損失は1.3兆円超

韓国・喫煙による年間死者数7万人超…社会経済的損失は1.3兆円超

喫煙による死亡と社会経済的損失を示したポスター=韓国疾病管理庁(c)news1

韓国で喫煙によって1年間に7万人以上が死亡し、これに伴う社会経済的損失が13兆ウォン(約1.3兆円)を超えるとの調査結果が明らかになった。

韓国疾病管理庁は、5月31日の「世界禁煙デー」に先立ち、30日に韓国人の直接喫煙による死亡者数および社会経済的損失の分析結果を発表した。

それによると、2022年の直接喫煙による死亡者数は7万2689人に達し、関連する社会経済的損失額は13兆6416億ウォンに上った。

死亡者数は年々増加しており、2020年は6万1360人、2021年は6万3426人、そして2022年には7万2689人と3年連続で上昇。性別では、男性が2020年の5万3930人から2022年には6万3452人に、女性も7430人から9237人へと増加した。

2022年時点で現在喫煙者の死亡リスクは、非喫煙者に比べて男性で1.7倍、女性で1.8倍高かった。また、過去に喫煙歴がある者についても、男性で1.1倍、女性で1.3倍高いという結果が出ている。

喫煙による社会経済的損失も増加傾向にある。2020年は12兆8912億ウォン、2021年は12兆9754億ウォン、2022年は13兆6316億ウォンと推計された。これには、医療費や交通費などの直接費用に加え、早期死亡や医療利用による生産性の損失などの間接費用が含まれる。

(c)news1

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