韓国の名門、延世大学の随時大学入試(大学修学能力試験を通さずに、大学独自で実施する募集)で起きた問題流出事件で、受験生側18人が21日、同大学を相手取り、論述試験無効を求めて提訴するとともに、論述選考効力停止の仮処分申請を提起したことがわかった。
さらに、ソウル西部地裁で29日午後、仮処分に関する審問が開かれた際、原告は請求趣旨を「無効確認」から「再試験履行」に変更した。
無効確認が認められたとしても、延世大学側が再試験を拒否すれば、それを強制する手段がないため、勝訴すれば再試験が実施されるよう請求趣旨を変更したという。
受験生側の弁護士は「この試験では公平性は到底確保できていない。この状況では再試験を受けることは可能だ」と主張する。請求趣旨変更理由について「学生らは再試験を望み、利益になる。その方向に訴訟内容を変更した」としている。
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