
まだ本格的な紅葉シーズンには入っていないが、韓国国内の人気リゾート施設はすでに予約で埋まっている。例年より1日から7日ほど遅れるとされる2025年の紅葉の見頃(10月末~11月中旬)を前に、旅行客が殺到しているためだ。
観光業界によると、10月末の時点で雪岳山、平昌、青松、ソウル・牛耳洞などの有名紅葉名所に近いリゾートは、週末を中心に「満室行進」が続いている。
イーランドパークが運営する「ケンジントンホテル&リゾート」によると、10月最終週末の予約率は96%、11月第1週も90%に達しており、ほぼ全ての客室が売り切れた状態だ。特に雪岳山や五台山(オデサン)に隣接したリゾート施設への需要が高まっており、急な寒波の影響で紅葉がやや早まったことで、予約の“リードタイム”も例年より約10日早くなったという。
中でもケンジントンホテル雪岳では、外国人宿泊客の予約が昨年比で2倍に急増。全国10か所の系列施設で実施している「秋の紅葉キャンペーン」は、宿泊+朝食+観光地入場券がセットになった週末パッケージが早期完売となっている。
同様に、ハンファホテル&リゾートが運営する「ソラクソラノ」「山井湖アンシ」「平昌」「龍仁ベジャンソン」などの施設でも、10月下旬~11月初旬の週末は軒並み満室状態。ソウル北漢山の麓に位置する「アント」も、会員制でない一般客向けエリアがすでに埋まっている。
ハンファ関係者は「紅葉シーズンに加え、秋の味覚フェスティバルなど地域イベントと重なる週末は特に家族連れの需要が強い」と分析している。
また、ソノホテル&リゾートも秋の特需を享受中で、江原道から南部地方まで、全国各地の紅葉スポット周辺にある「ソノベル丹陽」「高城デルピノ」などの施設で、週末の宿泊率は90%を超えているという。
慶尚北道・青松の「ソノベル青松」や全羅北道・扶安の「ソノベル辺山」などはすでに満室に近い状態だ。
(c)news1

