2025 年 4月 20日 (日)
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韓国・医学部定員、わずか1年で1509人減少…「受験大混乱」不可避

ソウル市内のある大学医学部(c)news1

韓国政府が2026年度の医学部定員を、増員前の水準である3058人に据え置くことを決定し、受験生や保護者の間で混乱が広がっている。定員は前年度より1509人も減少し、2025年度入試と比較して大きな変化となる。

特に今年は「黄金の豚年(2007年生まれ)」に該当する高校3年生が例年より約4万7000人多く、浪人生を指す「N修生」の数も過去最多クラスとされており、受験市場全体で激しい競争が予想される。

教育界によると、政府の決定に基づき、全国40の医学部は4月30日までに2026年度の最終的な定員を確定し、韓国大学教育協議会(大教協)に提出する。大教協の審議を経た後、各大学は来月中に詳細な募集要項を公表し、受験生に向けて選考方式や評価基準、登録手続きなどを通知する。

今年の高校3年生の人口は45万3812人と、前年より約12%増加。「N修生」の規模も、2001年の26万9059人以来最大となる約20万人に達する見通しだ。

専門家は「医学部の定員が1500人減り、高3人口が4万人増えたことで、単純な数字だけ見ても入試競争は過去にないぐらいの厳しさになる。特に人気のある大学や学科では競争が一層激化するだろう」と分析している。

(c)news1

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