
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)から金品を受け取った疑いが持たれている韓国のチョン・ジェス(田載秀)前海洋水産相が約14時間20分にわたる警察の取り調べを受け、20日未明に帰宅した。
チョン・ジェス氏は19日午前10時から警察庁国家捜査本部に出頭し、翌20日午前0時20分ごろに調査を終えて庁舎を後にした。
報道陣の質問に対し、チョン・ジェス氏は「調査を受ける者として誠実に臨んだ」と述べた上で、「教団からいかなる金品も受け取っていないことを強く申し上げる」と疑惑を全面否定した。
チョン・ジェス氏は、教団から日韓海底トンネル推進に関連する陳情と共に現金2000万ウォン(約220万円)および高級腕時計(1000万ウォン相当)を受け取った疑いが持たれている。
警察は現在、教団による政界ロビー活動の実態解明に向けた捜査を進めており、今回の事情聴取ではチョン・ジェス氏の名が記された同教団の内部報告文書や、2019年に同教団のハン・ハクチャ(韓鶴子)総裁と面会したという記録などをもとに追及したとみられる。
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