
“韓国ファーストレディ・ブランド騒動”の発端となったキム・ゴニ(金建希)氏のヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)製ネックレスの模造品が、オンラインショッピングモール「クーパン」に格安で登場し、話題となっている。
韓国のオンラインコミュニティやSNSでは「クーパン ヴァンクリーフ」「キム・ゴニ ネックレス セール」などのタイトルと共に、同ネックレスを模した商品情報が広まり、多くの関心を集めた。
問題の商品は「キム・ゴニ氏が着用した雪の結晶型のネックレス」と紹介され、ホワイトゴールドメッキのシルバー製と記載されていた。価格は36%割引されて6万3550ウォン(約6769円)で販売されていたという。
キム・ゴニ氏が着用していたとされるヴァンクリーフ&アーペルの「スノーフレークペンダント」は、雪の結晶をモチーフにしたダイヤモンド装飾の高級ジュエリーで、スモールサイズで約6200万ウォン(約661万円)、ラージサイズでは1億ウォン(約1066万円)に達する。
2022年6月、夫のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領(当時)の初外遊となるNATOスペイン・マドリード会議に同席した際、キム・ゴニ氏はこのネックレスに加え、約1500万ウォン(約160万円)相当のカルティエブレスレットや2000万ウォン台(約213万円以上)のティファニーブローチなどを着用しており、「財産未申告ではないか」との論争が起こった。
キム・ゴニ氏は後に「これは2010年に香港で約200万ウォン(約21万円)で購入した模造品」と釈明したが、該当モデルは実際には2015年11月に発売されたもので、釈明の信憑性にも疑問が持たれている。
今回クーパンで確認された商品は、キム・ゴニ氏が言及した模造品よりもさらに安価であったが、現在は販売ページから削除された。
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