2025 年 2月 21日 (金)
ホームライフスタイル韓国・冬なのに水着が売れる理由…「シーズンレス」化で販売好調

韓国・冬なのに水着が売れる理由…「シーズンレス」化で販売好調

JILLSTUART NEWYORK提供(c)news1

韓国で、夏に売れるはずの水着が、冬でも飛ぶように売れている。オフシーズンがなくなり、水着が「シーズンレスアイテム」として定着しつつある。

ファッションブランドLFによると、昨年12月から今年2月第1週までの「JILLSTUART NEWYORK」の女性用水着の販売量は、前年同期比510%増加した。年末年始の旅行需要が高まり、1月の旧正月連休も重なったことで、水着の売り上げが急増した。

寒さを避け、東南アジアなどの暖かいリゾート地へ出かける旅行者が増えていることや、3月初旬の連休を利用した旅行需要が影響し、今後も水着の売れ行きは好調を維持すると予想される。

スポーツウェアブランド「Xexymix」も、水着販売の増加で売り上げを伸ばしている。Xexymixの1月の水着販売量は前年同期比83.2%増加し、2月第1週だけで前年比172.8%の伸びを記録した。昨年12月の販売量も97.6%増え、冬場の売り上げが大幅に増加している。

水着市場が季節を問わないアイテムへと変化した背景には、旅行スタイルの変化がある。夏の長期休暇に集中していた旅行が、祝日や連休を活用した「年間を通じた旅行」へとシフトしたことで、水着の需要が年中途切れなくなった。

仁川国際空港公社によると、1月24日から2月2日までの旧正月連休期間中に、仁川空港を利用した旅客数は218万9778人に達した。1日あたりの平均利用者数は21万8978人で、これまでの最高記録だった2019年旧正月の20万2085人を8.36%上回り、過去最多を更新した。

特に、国際線の利用客のうち、東南アジア方面へ移動した旅客は合計69万7891人と最も多かった。

ファッション業界は「東南アジア旅行」「温水プール付きのホテルステイ」などをターゲットに、多様な水着を打ち出している。旅行やショッピングのトレンドに素早く対応し、消費者のニーズに応えている。

(c)news1

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