2024 年 12月 31日 (火)
ホーム政治韓国・公社マンションの15カ所で鉄筋抜ける…類似構造の民間マンションも全面点検

韓国・公社マンションの15カ所で鉄筋抜ける…類似構造の民間マンションも全面点検

公共住宅緊急安全点検会議で謝罪するウォン・ヒリョン(元喜龍)国土交通相(c)news1

韓国土地住宅公社(LH)の無梁版構造で設計されたマンション91団地(韓国で1カ所にマンションが2棟以上あることをマンション団地と言う)のうち15カ所で鉄筋が抜けていることがわかった。国土交通省は無梁版構造の民間マンション100カ所余りに対しても安全点検を進め、鉄筋漏れの有無を確認する。

仁川(インチョン)のマンション地下駐車場が崩壊した事故を受けて、LHは同じように無梁版工法で建てられたマンション地下駐車場を全数調査した。無梁版構造は梁がなく、柱にスラブが直接連結される構造のため、鉄筋での補強が必要だ。

無梁版工法の91団地を分析した結果、南楊州(ナムヤンジュ)の公共分譲住宅を含め、15団地で鉄筋での補強が不十分なことがわかった。首都圏では分譲住宅と賃貸住宅がそれぞれ4カ所、地方は分譲住宅1カ所、賃貸住宅6カ所だった。

建築計画の修正中に構造計算に反映されていなかったり、計算式入力に誤りがあったりする設計上の責任が原因の団地は計10カ所。施工上の問題で鉄筋が抜けていたのは5カ所だった。

LHは、すでに入居を終えた団地5カ所に対しては入居者と協議するか、精密安全点検を進めており、迅速に補修工事をする。入居していない残りの10団地は入居前に補完工事を完了する方針だ。

LHのイ・ハンジュン社長は「15団地全てを調査し、少しの疑惑も持たれないように全てに責任を負う。団地別に個別的に責任を問わなければならない事項があり、設計・監理・施工業者リストを全て確保している」と話した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular