2025 年 10月 3日 (金)
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韓国・低価格コーヒーの拡張が猛威…メガ・コンポーズ・ペクダバン

ソウル市内の商店街に入居した低価格コーヒーブランドの店舗(c)NEWSIS

韓国で物価高が続くなか、「コスパ」を重視する消費者が増え、韓国の低価格コーヒーブランドが急速に勢力を拡大している。

公正取引委員会が9月29日に発表した資料によると、韓国最大手の一つとされる「イディヤコーヒー」の2024年末の店舗数は2581店で、前年より240店(8.5%)減少した。2021年・2022年に3018〜3019店を記録したのを頂点に、3年連続の減少傾向となった。

一方、米スターバックスや韓国大手カフェチェーン「トゥーサムプレイス」、さらには低価格帯の「メガMGCコーヒー」「コンポーズコーヒー」「ペクダバン」などは店舗数を増やし続けている。

スターバックスは2024年末時点で2009店を展開し、前年から6.1%増。2025年第2四半期末には2050店に達した。トゥーサムプレイスも1670店となり、前年より30店増加した。

とりわけ低価格ブランドの伸びは著しい。韓国の飲食企業エンハウスが展開する「メガMGCコーヒー」は2024年末時点で3420店と前年から26.3%増加。2025年9月15日には3889店に達し、さらに拡大している。「コンポーズコーヒー」も2024年末の2772店から約9カ月で3000店を突破した。

また、韓国の外食大手ザ・ボーンコリアが運営する「ペクダバン」は2024年末に1712店を展開。トゥーサムプレイスの1670店を上回った。その後も半年で107店を増やし、2025年上半期末には1819店に達している。

業界では「物価高の影響で、消費者はコーヒー代だけでも節約したいという心理が強まり、低価格ブランドに需要が集中している」と分析する。

(c)NEWSIS

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