2026 年 1月 15日 (木)
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韓国・今年の採用市場のキーワードは「技術」「契約」「派遣」「シニア人材」

(c)KOREA WAVE

韓国の今年の採用市場は、半導体やAIなど技術中心産業の成長に支えられ、これらの分野で働く人の10人中9人が賃金の上昇を期待していることが明らかになった。特に、核心技術人材の年俸が最大1億3000万ウォン(約1405万円)に達すると予想される中、キャリア開発や年俸アップを目的とした転職の動きが全産業で活発になるとみられる。また、企業はグローバル経済の不確実性に対応するため、契約職・派遣職など柔軟な雇用形態を積極的に導入し、定年延長やキャリアに空白のある人材の復帰を視野に入れた多角的な人材運用戦略を展開すると見られている。

グローバル人材ソリューション企業ロバート・ウォルターズ・コリアは13日、世界30カ国の採用動向と年俸情報を分析した『2026年 年俸調査書』を発刊した。

韓国メガ・ニュース(MEGA News)のペク・ボンサム記者の取材によると、この年俸調査書は今年で26回目。ロバート・ウォルターズ・コリアが、求職活動をした、あるいは現在就活中の業界別在職者を対象に調査している。業界別の最新の求人・求職動向とともに、2026年の年俸レンジや国内採用市場に関する専門的なインサイトを提供している。

韓国の採用市場は2026年、不透明なグローバル経済環境の中でも半導体、バッテリー、AI、バイオヘルスなど技術中心産業を軸に成長を続ける見通しだ。特に政府のデジタル転換政策の強化やサプライチェーンの正常化に伴い、IT基盤の新産業全般で高度技術人材の需要が継続すると見られている。このような好調な業界動向を反映するかのように、半導体や自動車を含む製造業従事者の94%、AIやデータ技術を含むテック分野の求職者の90%が、2026年の賃金上昇を期待していると答えた。

業界別の人気職種を見ると、こうしたグローバル人材への需要が反映されている。製造業では自動車分野のシニアソフトウェアエンジニアの需要が最も高く、半導体分野の主席回路設計エンジニアとシニアソフトウェアエンジニアがそれに続き、技術専門人材への高い需要を示している。年俸も、自動車および半導体分野のシニアソフトウェアエンジニアはいずれも最大1億2000万ウォン(約1297万円)、主席回路設計エンジニアは最大1億3000万ウォン(約1405万円)に達する見通しだ。

これとともに、転職への動きも非常に活発であることが分かった。金融・会計分野の回答者の81%が12カ月以内に転職を計画しており、テック(64%)、製造業(63%)分野でも過半数が転職を検討中だと答えている。転職を考える主な理由としては、「キャリア開発の機会探し」と「年俸の引き上げ」が挙げられた。特に財務・会計(73%)およびテック(61%)分野では、キャリア開発へのニーズが転職決定の主要因とされ、人事(83%)および製造業(66%)分野では、年俸の引き上げが最も大きな動機として作用していることが分析された。

ロバート・ウォルターズは、今年も低成長局面が続くと予想されるものの、政府の雇用安定化政策と労働市場構造改革の議論が進むことで、人材需要にポジティブな影響を与えると見込んでいる。特に「定年65歳延長案」が、今後企業の人材運用戦略における重要な変数になると予想している。

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