韓国の仁川(インチョン)国際空港を利用した旅客が今年、5600万人を超える見通しになった。新型コロナウイルス禍で減少した旅客が従来の80%まで回復することになる。
仁川空港公社によると、コロナ感染が始まった2019年の利用者は過去最大の7058万人だった。5600万人はその79.3%に当たる。コロナからの回復と日本や中国との海外旅行正常化の影響が大きい。
仁川空港を通じた地域別移動旅客は東南アジアが1493万6283人で最も多く、続いて▽日本1079万7966人▽米州469万7726人▽中国406万6372人――の順だった。
今年1~10月の利用客は4544万5496人となり、年末を迎えて国際線需要がさらに増加するとみられる。
公社政策研究チームのチョン・セヨン責任研究員は「来年はレジャー旅行需要の完全な回復と原油価格の安定で夏季を中心に増便が予想され、2019年の実績を大きく上回る可能性もある」と話した。
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