韓国・仁川(インチョン)の蘇莱浦口(ソレポグ)魚市場が、キングクラブ1匹54万ウォン(約5万9000円)、タラバガニ2匹で37万ウォン(約4万1000円)といった高額請求の問題で批判を浴びて以後も、不正な商法で複数の行政処分を受けたことが明らかになった。
南洞区(ナムドング)は16日、蘇莱浦口魚市場で現場検査を実施し、合計150件の行政処分を発出したと発表した。
そのなかで、17店舗が水産物の原産地を表示していなかったため、5万~9万ウォン(約5500円~9900円)の罰金を科せられた。また、重さが実際と異なる皿型のはかり61台に対して改善命令が出された。
さらに、3店舗は年に1度の健康診断義務を怠ったため16万~20万ウォン(約1万8000円~2万2000円)の罰金を受けた。原産地偽装や衛生違反も1件ずつ摘発され、それぞれ是正措置と25万ウォン(約2万7000円)の罰金が科された。
魚市場付近の違法な屋台1件は行政執行により撤去された。
今年3月、同市場での高額請求や強引な勧誘行為がYouTubeで報じられ、南洞区はイメージ改善を図るため集中検査を実施した。しかし、昨年6月の市場側の謝罪にもかかわらず、一部の不正商法は今なお続いているという。
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