
事業に失敗した後、妻に暴言を浴びせ不倫までした夫が、「君のために離婚する」と主張しながら財産分与を拒否しているという女性の相談が注目を集めている。
2月25日、YouTubeチャンネル「ヤン・ナレ弁護士」で、結婚6年目の女性の事例が紹介された。
相談者は結婚当初から共働きで、夫が始めた事業を全面的に支えてきたという。帳簿整理や会計業務はすべて妻が担当し、実務面でも経営を後押ししてきた。
当初は順調だった事業も、次第に売り上げが減少し、最終的に店舗を閉鎖。以後、夫は酒に依存するようになり、泥酔して妻に暴言を浴びせるようになったほか、不倫も発覚した。
それでも妻は「どれほどつらいのだろう」と夫の心情を慮り、夫婦カウンセリングを受けるなど関係修復に取り組んできたという。
しかし夫は「君が自分のせいで苦労するのを見るのがつらい」として離婚を要求。「君のために離婚する」と語る一方で、「結婚時に持ってきた家電や家具だけを持って出て行け。身一つで出て行け」と主張した。
夫は事業整理後に残った資金で、妻が新たに開いたカフェの創業ローン2000万ウォン(約220万8000円)を返済。その後も6000万ウォン(約662万4000円)の現金が残っているが、「これは自分の金だ」として妻の貢献を認めていないという。
妻は「結婚生活中ずっと夫を支えてきたのに、何も持たずに出て行かなければならないのか」と訴え、財産分与の可能性について助言を求めた。
ヤン弁護士は「妻に特段の有責性は見当たらない。妻が離婚を望まないのであれば、夫の一方的な要求に応じる必要はない」と指摘した。
さらに「夫の債務を背景に開業したカフェの保証金や、残る6000万ウォンも分与対象になり得る。夫婦の共同財産は貢献度に応じて分割される」と説明。事業を手伝った事実があれば、妻の貢献度は十分に認められる可能性があると述べた。
ネット上では「“君のため”という言葉は支配的立場からの心理的操作だ」「身一つで出て行けというのは現実的ではない」「別れに“相手のため”はない」といった批判の声が相次いでいる。
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