
アイドルの写真が印刷された小型カードが高額で取引されるなど、韓国の中古市場でK-POPグッズ「フォトカード」の人気が急速に拡大している。
リコマースプラットフォームによると、2025年のフォトカード取引件数は前年比93%増の160万件に達し、取引額は約48億ウォン(約5億2320万円)に上った。2023年は69万件(約19億ウォン=約2億710万円)、2024年は83万件(約25億ウォン=約2億7250万円)と、ここ数年で急成長している。
フォトカードは縦約8.5センチ、横約5.5センチほどのサイズで、アイドルや俳優、スポーツ選手などの写真を印刷したグッズ。2010年代にK-POP業界で普及し、現在ではアルバム特典やコンサート、ファンイベントと連動した定番アイテムとなっている。
特に人気が高いのは、公開放送やファンサイン会などで配布される限定版だ。流通量が少ないため価格が高騰し、2024年にはグループ「BTS(防弾少年団)」のジミンのイベント限定フォトカードが300万ウォン(約33万円)で取引され、最高額を記録した。同じくメンバーのSUGAのカードも約150万ウォンで売買されている。
専門家は、この現象について「所有を誇示する楽しさ」と「ファン同士の交流」が結びついた結果と分析する。カードは単なる収集品にとどまらず、旅行や食事とともに撮影する記念写真や装飾文化へと広がり、関連グッズ市場も拡大している。
一方で、フォトカード市場は資産的な側面も見せている。希少な限定品は価格が高騰する一方、一般的なカードは供給過多で価格が伸びにくく、二極化が進んでいる。
専門家は「フォトカード取引はファンダムに依存するため安定した市場とは言い難い」としながらも、「K-POPの世界的な人気を背景に、今後も市場は拡大する可能性が高い」と指摘している。
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