韓国で、夫の不倫相手の娘である女子大生に、妻の女性(50代)が「あなたの母親は私の夫と不適切な関係にある」と告げると、一転、その女子大生から慰謝料を求める訴訟を起こされた。JTBCのテレビ番組が報道した。
それによると、女性は1年前に夫の不倫を知り、不倫相手に抗議しても進展は見られなかった。
夫は不倫を認めて「離婚したい、財産の一部を渡す」と伝え、家庭を放棄して家を出た。女性は夫と不倫相手に対して法的措置を進めていたが、夫とは連絡が取れないため不倫相手の家を訪ねた。
その際に娘と対面した。「夫を探している」と告げると、後にこの娘から精神的苦痛を理由に慰謝料請求訴訟を起こされたという。
女性は「家族全員が夫の不倫で苦しんでいる」と語り、自分の娘たちも大きな精神的被害を受けたと主張している。そのうえで「夫は不倫相手の家で生活している。私のほうは、生活費を賄うために複数の仕事を掛け持ちしている」と明かした。
この女性の「不倫相手の娘に本当に損害賠償をしなければならないのか」という訴えについて、法律の専門家は「論理的には可能な話だが、裁判官がそう判断する可能性は非常に低い。棄却されるか、認められるとしても少額だ」と答えた。
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