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不倫していた元夫が離婚後も養育費の支払いを遅らせたばかりか、減額を求めてきたという話が12日、韓国の放送局YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」で取り上げられた。
出演した会社員の女性によると、元夫との間に1歳違いの子どもが2人いる。長子が乳児だった頃に元夫の不倫が発覚し、調停離婚したという。
元夫は収入が少なかったため、養育費は子ども1人につき月30万ウォン(約3万3000円)とし、月2回の面会の機会をもつことに決めた。ところが元夫は約束を守らず、養育費は遅れがちで、面会もしない状態が続いた。
女性はその後、別の男性と同居を始め、3年後に子どもが誕生。現在、婚姻届を提出して半年ほどになる。そこで女性は子ども3人の姓をそろえるため、元夫に連絡して姓の変更に同意するよう求めた。元夫は承諾したが、「こちらにも子どもができたので、養育費を減らしてほしい」と言い出した。
この時初めて女性は、元夫が不倫相手との間に子をもうけ、離婚後すぐに再婚していたことを知ったという。
女性は「子の姓を変更できるのか」「元夫の収入増に伴い養育費を増額できるのか」「不倫していた元夫の妻に損害賠償請求できるか」と相談した。
弁護士は「姓の変更は再婚家族との関係形成に時間が必要だが、養育費増額は認められる可能性が高い」とし、「不倫と隠し子の存在を知って3年以内なら訴訟が可能だ」と述べた。
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