韓国で昨年、高齢者世帯全体のうち、一人暮らしの高齢者の割合が2020年比13.0ポイント急増したことがわかった。高齢者が持つ平均慢性疾患の数は2.2個で、2020年の1.9個より増えた。
保健福祉省がこのほど発表した「2023年高齢者実態調査結果」によると、昨年の高齢者世帯の形態は夫婦世帯(55.2%)、1人世帯(32.8%)、子ども同居世帯(10.3%)の順だった。
特に、1人世帯(独居高齢者)の割合は、2020年の調査比13.0ポイント急増した。これにより、平均世帯員数が2.0人から1.8人に減少した。
韓国保健社会研究院のカン・ウンナ博士は「独居高齢者の割合が増加した原因の一つは、世帯形態の変化。分析時、65~69歳は1人世帯形態で、老年期に進入するケースが増えた。85歳以上の死別比率も高くなったが、本人の所得や在宅サービス拡充で一人暮らしをしても問題がない健康な方々が子どもと一緒に暮らさない比率が増えた」と続けた。
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