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韓国ホームショッピング業界が、消費者の「時間対効率」を重視するトレンドに合わせ、ショートフォーム(Short-form)コンテンツを強化している。モバイルショッピングの普及やSNSでの短尺動画の人気を受け、従来の60分番組を30秒以内の動画に再編集し、AIを活用した自動生成技術を導入する企業が増えている。
ロッテホームショッピングは、昨年6月に30秒動画の「ショッピング」サービスを導入し、累計ユーザー80万人、再生数300万回を突破。AI活用で制作スピードを7倍向上させ、5分以内のTVショッピング「300秒ショッピング」も導入し、高い販売実績を記録した。
CJオンスタイルは、アプリのメイン画面をショートフォーム動画中心に改編し、視聴数は1日平均300万回に達した。ショートフォーム経由の注文額は前年比1062%増加し、AIを活用した自動編集と個別最適化レコメンド機能を強化している。
GSショップは「ショートピック」サービスを開始し、累計視聴数2億回、注文額60億ウォン(約6.6億円)を記録。AIスタートアップと提携し、映像と販売データを活用した自動生成コンテンツを導入した。
業界全体でショートフォームとAIを組み合わせた新たな販売戦略が加速。個人最適化されたレコメンド機能と短尺動画を活用し、より効率的なショッピング体験の提供が進む見通しだ。
(c)MONEYTODAY