2025 年 12月 24日 (水)
ホーム経済IT/メタバース韓国・デジタル転換の加速でSW技術者の価値が上昇…2025年の平均賃金は4.7%増加

韓国・デジタル転換の加速でSW技術者の価値が上昇…2025年の平均賃金は4.7%増加

ChatGPT生成(c)KOREA WAVE

デジタル転換の加速により、ソフトウェア(SW)技術者の職務価値が高まり、待遇水準も改善されたことが明らかになった。

韓国人工知能・ソフトウェア産業協会(KOSA)が12月23日発表した「2025年ソフトウェア(SW)技術者賃金実態調査」の結果によると、SW技術者の日平均賃金は41万4762ウォン(約4万3963円)で、前年(39万6307ウォン=約4万1908円)に比べて4.7%増加した。平均賃金には基本給、各種手当、賞与、退職給付引当金、法人負担金(4大保険)が含まれる。

メガ・ニュース(MEGA News)のチャン・ユミ記者の取材によると、SW技術者賃金実態調査はソフトウェア産業振興法に基づき、SW事業を実施する、企業内のSW技術者に対する実際の支給賃金を把握するための統計だ。今年は9月から10月にかけて、約1100のSW企業に所属する常用労働者3万7436人を対象に実施された。

KOSAはITSQFに基づくIT職務の特性と能力を基準に、17の職務ごとの実支給賃金を調査した。ITSQF(IT Sectoral Qualifications Framework)は、IT分野の業務遂行に必要な職務能力基準を定め、職務能力に関連するさまざまな要素を相互に連携させて、SW技術者の保有能力を客観的に診断・評価できる職務・能力中心の体系だ。

17の職務のうち、賃金上昇率が最も高かったのはIT品質管理者(14.5%)。これにITテスター(14.1%)、IT監理(14.0%)が続いた。ITコンサルタント(10.9%)、ITプロジェクトマネージャー(10.8%)、データアナリスト(10.2%)も高い上昇率を記録した。2026年に適用されるSW技術者の平均賃金は、統計法第27条に基づき公表され、韓国人工知能・ソフトウェア産業協会のホームページで確認できる。

このような上昇の背景には、デジタル転換の加速とITシステムの複雑化が挙げられる。2023年からクラウド基盤のビジネス転換が加速する中で、品質と安定性を担う職務の価値が上昇し、IT戦略の策定に不可欠な戦略的管理職の価値も共に高まったと分析されている。

KOSAのチョ・ジュンヒ協会長は「SW産業の急速な技術変化の中で、正確な賃金情報の提供は公共・民間のSW事業における適正な対価算定と人材需給の安定化の核心となる。今後も協会は職務体系の高度化と賃金データの正確性および信頼性の強化に向けて継続的に努力していく」と語った。

(c)KOREA WAVE

RELATED ARTICLES

Most Popular