韓国の客船セウォル号沈没事故(2014年)の犠牲者を悼むための焼香所から出火する騒動があり、現地警察は放火と失火の両面で捜査を進めている。
19日午後8時30分ころ、全羅北道全州市完山区(チョルラブクド・チョンジュシ・ワンサング)の豊南門広場にある「セウォル号焼香所」から出火し、約10分後に鎮火した。迅速な消火活動が展開され、大きな火災にはならなかった。
焼香所は午後6時まで運営されていたという。全州完山警察署は20日、「防犯カメラを確認した結果、容疑者と推定される人物を確認した。現在、追跡に乗り出している」と明らかにした。
全州のセウォル号焼香所は2014年8月22日、民主労総全北本部などによって設けられた。2017年12月にいったん撤去されたが、2018年4月16日に再設置された。その後、近隣商店街や観光客から苦情があり、全州市と焼香所関係者が対策を協議していた。
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