
韓国で、ストーカー行為の末に20代女性を殺害したとして逮捕されたキム・フン容疑者(44)について、警察当局がサイコパス性向の検査を実施していないことが明らかになった。
京畿道南楊州北部警察署は3月24日、容疑者の犯行動機を「報復目的」と判断し、サイコパス検査の対象から除外したと発表した。
警察は、容疑者が被害者の知人を通じてストーカー被害の告訴を取り下げるよう働きかけていた点などから、明確な動機があると判断。動機が不明な場合に実施されることが多い心理検査は必要ないと結論付けた。
警察は「動機が見えない場合には検査を検討するが、今回は報復の意図が明確とみられるため実施しなかった」と説明した。
一方、検察は今後、容疑者に対し統合心理分析を実施し、具体的な犯行の経緯や動機の解明を進める方針だ。
容疑者は3月14日午前8時56分ごろ、南楊州市梧南邑の路上で、過去に交際していた20代女性を刃物で殺害した疑いが持たれている。
捜査によると、事件の2日前から被害者の職場周辺を下見し、当日はレンタカーで車両を塞いだ上、電動ドリルで窓を破壊して襲撃したとされる。
容疑者は当時、家庭内暴力処罰法やストーカー処罰法に基づく接近禁止などの措置を受けており、被害者への接触や自宅・職場から100メートル以内への接近が禁じられていた。
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