ゴルフ練習場でのスイング練習中、後ろの打席にいた男性の顔をゴルフクラブで負傷させた女性が、「無罪」となったことが物議を醸している。
韓国JTBCの番組「事件班長」が6日、事件を取り上げ、被害男性の証言が紹介された。男性は眼窩骨折や頬骨陥没の負傷を負い、全治6週間の診断を受けた。
事故の瞬間は防犯カメラに記録されており、女性がバック・スイングをした際、そのクラブが男性の顔に直撃する場面が映っている。しかし、女性は事故後も連絡を取らず、現在、「被害者が顔を前に出したために事故が起きた」と主張している。
ゴルフ練習場も、男性が女性を過失致傷で告訴するまで積極的な対応を見せず、その後ようやく保険対応を申し出たという。さらに、男性は警察の対応に強い失望を示した。担当刑事が「私が加害者なら納得がいかない。自分の打席で練習していただけで、人が顔を出すのは不自然だ」と男性を責めるような態度を見せ、女性に「無罪」処分を下した。
警察は「被害者が前方のスイング動作に十分注意していれば、事故は防げた」と判断している。しかし、男性は「意図的に顔を前に出したわけではなく、ゴルフ場の構造上、ボールを打つ人が後ろに下がらなければクラブが顔に当たることはない」と述べ、警察の判断に不服を申し立てたと明かしている。
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