
韓国のコーヒー専門店が「10万店」を超えた。1999年7月、スターバックスの国内進出をきっかけに、2000年代に業界が急成長した。競争が過熱する一方、新たな飲用市場の創出によって消費者の選択肢が増えたという評価もある。
統計庁のサービス業調査によると、2022年時点でコーヒー専門店として登録された全国店舗数は10万729店で、前年同期比で429店も増えた。主にソウル・京畿道に集中しており、ソウルに1万9474店、京畿道に2万2945店がひしめく。
コーヒー専門店は他業種と比べてもその数は多いと言える。代表的な自営業であるチキン専門店は2022年時点で全国に4万1435カ所、ピザ・ハンバーガー店は2万7015カ所だ。コンビニ4社の店舗数が5万5000カ所ということを勘案すると、コーヒー専門店の多さがわかる。
コーヒー専門店のブランド間の店舗競争も激しい。公正取引委員会(以下公取委)の加盟事業現況統計によると、昨年時点のコーヒーブランドは886で、チキのン669より多い。
コーヒー市場の拡大で、価格競争も進み、消費者層によって価格帯は、プレミアムコーヒーと低価格コーヒーに二分されている。また、メガコーヒー、コンフォスコーヒーのような中低価格ブランドの出店によって、コーヒー市場の競争がさらに激しくなっている。
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