警察官の職務を妨害し、暴行を加え特定犯罪加重処罰等に関する法律違反(運転者への暴行)、公務執行妨害、侮辱の罪に問われた韓国の30代女性に対し、ソウル北部地裁はこのほど、懲役10カ月を言い渡した。
昨年10月9日午前4時50分ごろ、ソウル市内のあるコンビニで、被告の女性が泥酔状態で店内を荒らしていた。通報を受けて駆け付けた警察官が制止しようとしたところ、その女性は暴言を吐いたという。
さらに、警察官が身分証の提示を求めたところ、女性がさらに侮辱したため、侮辱容疑の現行犯で逮捕されそうになると、「何を逮捕するのか」「(映像を)撮るな」と暴言を続けたという。
女性はパトカーで護送される途中、助手席に座っていた警察官と運転していた警察官の髪を掴んだうえ、顔を引っ掻いた。また、ソウル中浪警察署に到着後も手に噛みつき、蹴りを入れるなどの暴行を加えたとされる。
地裁は「罪質が極めて悪質である」として量刑の理由を明らかにした。
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