2025 年 3月 1日 (土)
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韓国・コスマックス vs 韓国コルマー…化粧品ODMトップ争いが激化

ソウル市内のある大型マート(c)news1

韓国の化粧品ODM(受託製造開発)大手であるコスマックス(COSMAX)と韓国コルマー(Kolmar Korea)の年間売り上げが2兆ウォン(約2200億円)を突破した。両社は海外事業を強化し、業界トップの座をめぐる競争が激化している。

2024年のコスマックスの売り上げは前年比21.9%増の2兆1661億ウォン、営業利益は1754億ウォン(51.6%増)、純利益は884億ウォン(133.9%増)を記録。インディーブランドの成長や東南アジア市場の拡大が寄与した。

韓国コルマーの売り上げは2兆4521億ウォンで前年比13.75%増、営業利益は1956億ウォン(43.64%増)となり、2年連続で2兆ウォンクラブを維持。化粧品売り上げのみでは約1兆5000億~1兆6000億ウォンとなる。

売り上げ全体では韓国コルマーが上回るが、化粧品部門に限ればコスマックスが業界1位を確立。コスマックスは健康機能食品を分離計上するが、韓国コルマーは化粧品容器や健康食品事業を含めているため、比較が難しい。

コスマックスは「グローバル業界1位」を目標に、クリームやサンケア製品など戦略商品に注力。MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)向けのサンケア製品の売り上げを前年比50%以上増やす計画で、紫外線対策製品の生産量は3倍、顧客数は4倍以上の増加を見込む。東南アジア法人ではハラール認証工場を活用し、輸出を拡大する。

韓国コルマーも研究開発(R&D)を強化し、グローバル市場の需要に迅速に対応。2024年上半期には米国第2工場を稼働させ、供給網を安定させることで成長を続ける方針だ。

(c)news1

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