2024 年 11月 15日 (金)
ホームライフスタイル韓国・キムチ文化の変化…高騰する白菜価格が生んだ“キムポ族”とは

韓国・キムチ文化の変化…高騰する白菜価格が生んだ“キムポ族”とは

ホームプラス提供(c)news1

韓国の大手スーパー、ホームプラスオンラインは10日、「金白菜(高価格の白菜)」が話題になる中、例年より早くキムチ作りに取りかかる早めの「キムジャン族(早期にキムチを仕込む人々)」と、キムジャンを諦めて大容量のキムチを購入する「キムポ族(キムジャンを放棄した人々)」が増加していると明らかにした。

同社のデータによると、先月の塩漬け白菜の予約販売は前年同期の2倍に達し、今年の予約開始から3週間で昨年の3カ月分の売り上げを超えた。また、先月の包装キムチの売上も前年比25%増加し、特に大容量の10kg商品は18倍に急騰した。白菜価格の上昇を背景に、キムジャン族がキムポ族に移行し、大容量の既製キムチを求める傾向が強まっている。

過去3年間の10月の人気商品を分析すると、昨年と一昨年は小容量のキムチが上位を占めていたが、今年は10kgの大容量キムチが上位にランクインし、早いうちからキムチを購入する新しいキムポ族の増加が見られる。

キムジャンを放棄するキムポ族は若年層ほど多く、特に若い世代は手軽さを重視する傾向から、刻んだキムチや大根キムチの売り上げの比率が高かった。

ホームプラスオンラインのチョ・ヘヨン本部長は「より安くキムチを準備したいという消費者心理が働き、キムジャン族とキムポ族の消費が例年より前倒しとなった。白菜の価格が安定してきていることから、さまざまなイベントを通じて消費者が食卓に欠かせないキムチをリーズナブルな価格で便利に購入できるよう支援していく」と述べた。

(c)news1

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