2024 年 11月 20日 (水)
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韓国・キムチ作りに暗雲…白菜・大根生産減→材料費17%高騰

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韓国の伝統行事であるキムジャン(キムチ作り)を控え、キムチの主原料となる白菜の価格が大幅に上昇し、4人家族のキムチ材料費が1年前に比べて17%以上高騰した。

11月第1週の統計によると、韓国全体で白菜や他の材料の価格が急騰している。江原道太白(テベク)市での白菜1株の平均販売価格は5340ウォン(約595円)で、前年同時期(4501ウォン)に比べ18.6%、839ウォン(約93円)高い。江原道全体の平均価格(5053ウォン)と比べても287ウォン(5.7%)高く、太白市民の負担はさらに大きい。

太白商工会議所の調査によると、4人家族が20株分のキムチを漬けるための材料費は40万50ウォン(約4万4580円)と算出された。これは前年同時期の34万1000ウォン(約3万8000円)から5万9050ウォン(17.3%)の増加に相当する。全国平均の45万4550ウォン(約5万630円)に比べるとまだ低いが、負担が増大している状況だ。

価格上昇の主因は、記録的な豪雨や頻繁な降雨による白菜と大根の生産量減少にある。商工会議所の関係者は「白菜や大根の値上がりが主な原因だが、材料費全体の高騰は農水産物の作況悪化や物価高騰が影響している」と分析。一部では、ネギやショウガの価格が下がったものの、その他の材料価格も上昇しているため、総額が押し上げられた。

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