深夜に客から心温まる電話を受けた自営業者の話が26日、韓国の自営業者オンラインコミュニティに掲載された。
書き込んだのは、開業から1年もたたない駆け出しの経営者。ある日の夜中、売り上げを計算していて7500ウォン(約825円)を750ウォン(約83円)と1桁少なく決済していたことに気付き、すぐカード会社に連絡した。カード会社は「すぐに客に連絡する」と言ったが、経営者は「夜中なので明日にしてください」と言った。
しばらくすると、客から電話が入った。時計の針は既に深夜0時を過ぎていた。経営者は「カード会社に連絡は明日にするよう言ったのだが、すぐに連絡してしまったようだ。申し訳ない」と謝罪した。
客が口座振替で差額6750ウォン(約673円)を支払うことで折り合った。
だが客が実際に振り込んだのは7500ウォンだった。
経営者が確認の電話すると、客は「以前、閉店直前にうかがったら、残ったものをサービスしてくれた。その代金と思って送った」と説明した。
感激して「次にいらっしゃる時、必ず声を掛けてほしい。もっと差し上げます」と言うと、客は「大丈夫。いつもおいしく作ってくださって感謝している」と答えた。
経営者は「大変な日も多いが、本当に暖かい日もある。今日も頑張って生きてみようという気になる」と心境を表わした。
ネットユーザーたちも「本当に温かくて思いやりのある方だ」「私もそんなふうに温かい振る舞いができるようになりたい」といった反応を示した。
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