
韓国のゲーム企業カカオゲームズの筆頭株主が、カカオからLINEヤフーへと交代する。約3000億ウォン(約330億円)規模の投資を通じた資本再編で、グローバル展開の強化を狙う。
LINEヤフーが出資する投資会社が約2400億ウォン(約264億円)規模の第三者割当増資に参加する。さらに600億ウォン(約66億円)規模の転換社債も引き受け、総額で約3000億ウォンを投じる。
同投資会社はカカオから既存株の一部も取得する予定で、2026年5月に取引が完了すれば最大株主となる見通し。一方、カカオは第2株主として関係を維持し、戦略的協力を続ける。
今回の資金調達により、カカオゲームズはグローバル市場での競争力強化や新たな成長基盤の確立を急ぐ。特に日本市場に強みを持つLINEヤフーとの連携を通じ、海外事業の拡大を図る。
カカオ側にとっては、低迷していたゲーム事業の比重を見直す動きとも受け止められる。経営権は手放すものの、引き続き主要株主として協力関係を維持する。
第三者割当増資は既存株主の持ち分希薄化につながる可能性があるが、市場の反応は好意的だ。新たな資本流入とLINEヤフーのグローバルネットワークへの期待から、発表直後の時間外取引では株価が約20%上昇した。
カカオは今回の契約で雇用維持や労働条件の継承も明文化しており、組織の安定性を確保する方針だ。
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