
韓国の大韓航空はアシアナ航空との合併後も、アシアナ航空のマイレージを10年間維持することを決定した。これによりアシアナ利用客は、マイレージを大韓航空に転換しなくても大韓航空便で利用可能となる。
公正取引委員会が9月30日に公開した「マイレージ統合方案」によれば、搭乗マイレージは1対1で、大韓航空提携を希望する消費者向けのクレジットカードなどの提携マイレージは1対0.82の比率で転換できる。部分的転換は不可で、全量転換のみ認められる。
転換しなくても、アシアナ会員は大韓航空便で既存基準に従いボーナス航空券や座席アップグレードが可能で、有効期限も残存期間そのまま保障される。10年後には残存マイレージが自動的に大韓航空マイレージへと切り替えられる。
優待会員等級については、アシアナの5段階制度と大韓航空の4段階制度を調整するため、大韓航空が新たな1段階を設け再審査する。両社マイレージを合算し、当初より高い等級に該当する場合には再格付けが適用される。
また大韓航空は、合併後10年間、提携カード会社に対するマイレージ販売価格を2019年比で物価上昇率を超えて引き上げることはできない。さらに複数のカード会社との提携を維持しなければならない。
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