
韓国・光州市北区(クァンジュシ・ブック)の女性幹部公務員8人が、KBSの番組「全国のど自慢」の収録に区長のバックダンサーとして出演し、「公務出張」として処理していたことが分かった。
収録は今月6日、東江(トンガン)大学のグラウンドであった。ムン・イン北区庁長がトロット(韓国の演歌)を披露する際、かつらやサングラス姿の幹部職員が共演した。
出演者は事前に希望者を募って決められ、リハーサルには10人が参加。安全上の理由から8人に絞られたという。
区側は「地域PRと区政のイメージ向上が目的」としており、出演者らは業務出張として参加。これに「パフォーマンスを公務とするのは妥当でない」との指摘が相次いだ。出張手当はまだ支給されていない。
同様の事態は2022年にもあり、当時も批判が出ていた。
出演者が全員女性幹部だった点についても性別のバランスや組織内の力関係への配慮を欠いているとの指摘があるが、区側は「出演は自発的なもので、性別構成も偶然だ」と説明している。
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