2024 年 11月 26日 (火)
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韓国・なぜチキンに“白い物体”が?鶏肉に留まったハエのため?

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韓国・釜山の粉食店が販売した鶏の丸焼きに大量のうじが発生していたとされるニュースが拡散し、食品衛生に対する関心が高まっている。最近の猛暑でハエが繁殖しやすくなっていることや、生の鶏からカブトムシの幼虫が見つかった事件との類似性を指摘する声が出ている。

保健当局などによると、今回の問題は23日未明、釜山(プサン)市沙下区(サハグ)の粉食店が販売した鶏の丸焼きから数十匹のうじが見つかったというもの。

店の経営者は「毎朝揚げた鶏はその日のうちに売れてしまい、未明には残っていない」などとして客の主張に反論。客が領収書を示していないことも根拠にしている。

沙下区庁の調査では店の鶏の保管状態は良好だった。ただ、現場にハエがいるなど衛生状態は良くなかったという。

今回の問題を巡って業界で2つのシナリオが浮上している。有力なのは室温での保管状態が不良だった可能性だ。食品医薬品安全処によると、通常ハエの卵がうじになるのに24時間かかるが、夏場は12時間程度。最近の猛暑でふ化時間が短縮された可能性がある。朝揚げた鶏を未明に購入したとすればうじが出ることもあり得るということだ。

もう一つのシナリオは生の鶏でうじがふ化した可能性だ。鶏の内部まで確認するのは容易ではなく、昨年生鶏製品からカブトムシの幼虫が確認されたケースもある。

今後の調査では、うじが油で揚げられた状態だったかどうかが争点になる見通しだ。

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