韓国の同徳(トンドク)女子大学で共学化への転換を巡って大学当局と学生の対立が深まる中、学生たちは6年前に発生した「全裸男事件」を引き合いに出し「共学化されれば、このような事件が多く発生する」と懸念を表明している。
同徳女子大学の共学化反対総力対策委員会が12日、本館前で記者会見を開き、共学化の撤回を求めた。学生らは「要求が実現するまで授業をボイコットし、本館の占拠を続ける」と宣言している。
2018年10月、27歳の男性が同徳女子大学のキャンパスを裸でうろつき、講義棟や女子トイレなどでわいせつな行為をしたり、その映像や写真を当時のツイッター(X)に投稿したりする事件が起きた。
男性は「アウトドア露出中毒」という名でSNSに投稿しており、警察に通報した学生らの証言によって近くで逮捕された。
一部のネットユーザーは、「共学化されれば不審者が増える」「女子大を共学にするのは危険だ」と投稿し、反対の声を強めている。
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