
韓国慶尚北道慶州市にある歴史的な王陵の芝生で、男性がゴルフ練習をしている姿が撮影され、世間の怒りを呼んでいる。
JTBCは24日、慶州市内にある「奈勿王陵」を訪れた外国人観光客が6月19日午後に撮影した写真を公開した。
写真には、王陵の端で黒いズボンと白い上着を着た男性が長い棒を持ち、スイングの構えを取る様子が映っていた。観光客はこの光景に驚き、同行していた友人に「韓国では王の墓でもゴルフができるのか」と尋ねたところ、友人は「とんでもないことだ」と返答したという。
友人がこの話を母親に伝えると、母親は翌日、慶州市庁に「王陵でゴルフをしていた人物がいた」として苦情を申し立てた。しかし市庁側は「現地には監視カメラが設置されておらず、ゴルフをした人物を特定できない」との回答を示した。
その後、報道機関による取材が始まると、慶州市は「今後、内物王陵周辺の巡回を強化する」との方針を明らかにした。
この出来事に対してネット上では、「人権うんぬん言わずに顔を公開しろ」「自分の先祖の墓でやれ」「国の恥だ」「練習場に行く金がないならやめればいい、みっともない」といった批判の声が相次いでいる。
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