ロッテ百貨店は3日から「希望(My Dearest Wish)」をテーマにクリスマス装飾をスタートさせる。同日にソウル・明洞の本店、蚕室(チャムシル)、仁川(インチョン)、東灘(トンタン)、釜山(プサン)本店の5店舗で始め、全国の店舗に順次拡大する。
今年は「手紙」で安否を伝えていた郷愁に満ちた感性をビンテージなムード、アナログ的要素を盛り込んで表現する。手紙を通じて大切にしていた「願い」がかなうという意味をテーマに盛り込んだ。
◇チョン・セラン氏とコラボ
今回のテーマのために人気小説家、チョン・セラン氏と手を組んだ。チョン氏は日常に奇抜な想像力を加え、時空間を行き来するスタイルが特徴で「保健室のアン・ウニョン先生」などにより、韓国で最も注目されている小説家の一人だ。
これにより、秘密のレターハウス(手紙屋)を偶然訪問した幼い子どもヘアが、手紙を配達するクリスマスの妖精「トントゥ」たちと会って起きる夢のようなストーリーを完成させた。物語の挿絵は童話のイラストで有名なスペインのイラストレーター、ジュリア・サルダが担当し、完成度を高めた。
◇欧州のイメージ
本店の小公アベニューで、今回のクリスマステーマを集大成して披露する。小公アベニューは本店に続く地下鉄・乙支路入口駅前から100メートルほどの通りで、1979年に小公洞1番地にオープンした本店と連携し、欧州のクリスマスの風景を再現する。
3日の日没時間(午後5時30分)に合わせて点灯を開始し、午後10時半分まで明かりをともす。本館正門入り口にはビンテージなイメージを演出し、乙支路入口前の高さ15メートルのジャイアントツリーに加え、本店外壁には3階の高さのそれぞれ異なる欧州の商店が並んだ構造物を設置する。
外観は、立体感のあるキャプチャー材とビンテージな色味を活用し、欧州のクリスマスショップのような印象にする。
見る楽しさを増やすため、ショーウィンドウも前年より4つ増やし9つにする。ショーウィンドウには動くフィギュア、クリスマスプレゼント商品、インタラクティブメディア、インフィニティミラーなどを配置し、それぞれの要素ごとにさまざまな見どころを楽しんもらえるようにした。
◇売り上げ70%増
昨年は「クリスマスドリームモーメント」をテーマに演出し、大きな話題を集めた。装飾への点灯が始まると、本店には恋人、家族、友人、外国人観光客ら写真を撮ろうとする数十万人が押し寄せた。
年末までの間、本店ダイニング商品群の売り上げは約70%急増するなど、ロッテ百貨店本店は「年末に必ず一度立ち寄らなければならないクリスマスの夜景1番地」に選ばれた。
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