
韓国・全羅南道羅州市のレンガ工場で、スリランカ出身の労働者がフォークリフトでつり上げられる虐待映像が拡散した問題で、外国人労働者の権利擁護に取り組む団体などは24日、羅州市庁前で抗議行動を展開した。
全南移住労働者人権ネットワークなどによると、映像は2025年7月上旬に撮影されたとみられ、レンガ工場は特定されている。
映像には、スリランカ出身とされる1人の労働者がビニールラップのようなものでレンガの山に縛りつけられ、そのレンガごとフォークリフトで持ち上げられる様子が映っていた。
この行為に対して、全南移住労働者人権ネットワークの関係者は「今回の人権侵害は、韓国社会に根深く存在する外国人労働者への差別と暴力、人権抑圧の一端を象徴している」と指摘。「徹底した真相究明と責任者への厳正な処罰が不可欠だ」と訴えている。
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