いつの時代も漫画のキャラクターは子どもたちにとって、芸能人やアイドルと変わらない人気の的だ。ペンギンをモチーフにした「ポロロ(PORORO)」は数多くの子どもたちの心をとらえた。
最近、韓国ではユーチューブでもテレビ番組と同じような傾向が表れ、キャラクターの着ぐるみを着たユーチューバーが登場するチャンネルが人気を集めている。
幼い子どもではなく、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)を対象にしたコンテンツを作るところが多いという点が目につく。
最も活躍しているのが現在184万人の登録者を有する「ペンス(PENGSOO)」だ。南極から来たペンギンというコンセプトである。
EBSの番組で子どもたちの人気者となり、「ジャイアントペンTV」で幅広い世代に浸透した。チャンネル登録者の70%以上が18~34歳というデータもある。
ペンスはユーチューブで活発な活動を繰り広げ、2021年1月にはコメディアンのキム・デヒ氏が運営している「コン・デヒ」チャンネルの「ご飯食べよう」に登場し、330万回超の再生数を記録した。
ロッテホームショッピングのキャラクター「ベリーコム(BELLYGOM)」が登場するチャンネル「ベリーコムTV」も60万人に近い登録者を持つ。
もともと社内のMZ世代を狙ったチャンネルなので「隠しカメラ」のようなコンテンツが主。ベリーコムが自分でタイトルを作成するというコンセプトを維持するため、映像タイトルには意図的に誤字を紛れ込ませている。
また、「宇宙アイドル」というコンセプトで空色の宇宙人の着ぐるみ姿の「スターティ(STARTY)」が登場するチャンネルも26万人の登録者を保有している。
「スターティ」チャンネルの主なコンテンツはマスクをつけた人々へのインタビューで、他の芸能コンテンツもあわせ持つのが特徴だ。
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