韓国のある製造会社が新入社員を採用する際、“登山面接”をメーンにした7時間以上に及ぶ試験を実施し、話題になっている。
この会社は自動車部品メーカーで、従業員は約370人。平均年俸は5500万ウォン(約572万円)、新入社員の初任給は3500万ウォン(約364万円)程度という。
オンラインコミュニティに掲載された同社の資料によると、面接試験のスケジュールは、午前9時から受け付けが始まり、10時10分に採用説明会、グループ別アイスブレイク・討論テーマの選定、昼食に移る。午後0時40分から“登山面接”に入り、京畿道(キョンギド)水原(スウォン)市の広橋山(クァンギョサン)を2時間40分かけて登る。
登山のあと、グループ討論面接と各種手続きに入る。1次面接には計7時間以上が費やされる。
会社側は登山面接について「通常の面接は15~20分ほどで、これだけでは人物評価が難しい。面接官が一緒に山登りをしながら志願者の態度や人柄を評価する」という理由だ。
オンラインコミュニティには「書類選考は通過したが面接には行かなかった」「時代に逆行している」「面接日程だけで会社の雰囲気がわかる」「登山を終えたのに“落ちた”と言われたらひどいな」など、さまざまな反応が上がった。
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