◇独自のメタバースに言及しないLGU+
SKテレコムとKTが独自のメタバースブランドを作ってプラットフォームを構築するならば、LGユープラスはやや異なる方向を見ている。学生、会社員、児童など特定需要者オーダーメード型サービスに焦点を置くということだ。
大学と手を組んでキャンパス空間をメタバースに移してくるサービスが代表的だ。LGユープラスは今年4月、淑明（スンミョン）女子大に韓国初の大学専用メタバース「スノーバース（Snowverse）」をオープンした。キャンパスをメタバース内に移植し、同じ学科・サークル学生たちが集まることができるプライベートチャンネルまで構築した。
今月に入ってからは清州（チョンジュ）大と特化メタバースプラットフォーム「メタライフ」構築のための契約を締結し、来年2月中にオープンすることにし、梨花（イファ）女子大とも業務協約を締結し、専用メタバースプラットフォームを構築することにした。
このような大学専用メタバースには講義室・講堂などキャンパスの主要な施設とキャンパス内ランドマークなどが造成される。特に梨花女子大専用メタバースは「メタバース相談室」まで設けられ、匿名の悩み相談なども実施する。
LGユープラスは大学専用メタバースだけでなく、会社員・キッズ対象のメタバースプラットフォームを発売し、市場進出を本格化した。今年5月には、LGユープラスが発売した「U+仮想オフィス」と「U+キッズ動物園」は特定ターゲットを狙った特化型メタバースだ。
U+仮想オフィスは統合コミュニケーション、コラボツール、アバター対話、AI会議録などの機能を提供し、非対面勤務の時もメンバーと円滑なコミュニケーションと協力を可能にする。U+キッズ動物園は「体験」と「学習」を目標に仮想動物園体験などが提供される。
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