
韓国のポータルサイト「ダウム(Daum)」で、6年ぶりにリアルタイム検索機能に相当する「リアルタイムトレンド」サービスが復活した。従来の「リアルタイム検索語」とは異なり、検索データだけでなくニュース記事など複数の情報を組み合わせ、人工知能(AI)と人による検証を経て表示する仕組みが導入された。
ダウムを運営するAXZは3日、「リアルタイムトレンド」のベータサービスを開始した。検索窓の下に1位から10位までのキーワードが表示され、10分ごとに更新される。表示形式は従来のリアルタイム検索語と似ているが、データの収集や分析の方法は大きく変わった。
リアルタイム検索語は約20年間続いたが、世論操作や広告目的の検索誘導に利用されるとの批判を受け、2020年2月に廃止された。このためダウムは、新サービスを「リアルタイム検索語とは異なる仕組み」と位置づけている。
ダウムによると、今回のサービスは検索量だけに依存していた従来方式から脱却し、ニュース記事やさまざまな文書、検索ログなどを組み合わせてトレンドを算出する。データ源には「ダウム統合検索」「ダウムニュース検索」「ダウムカフェ検索」などが含まれ、今後はコミュニティやソーシャルなど他のサービスにも広げる予定だ。
ニュース記事を活用する理由について、ダウムは「ニュースは公共性と客観性を基盤に制作されるため、順位操作や世論戦に利用されるリスクを比較的抑えられる」と説明する。また、単純な記事数ではなく、どれだけ多くの報道機関が扱っているかという「媒体の多様性」も反映させている。
一方、表示されるキーワードはAIによる自動フィルタリングと人の確認を経て選別される。事実確認ができていない情報や個人情報を含む内容、扇動性や有害性があると判断されるキーワードは表示されない。著名人の事件や事故に関する憶測的な検索語、いたずら目的のキーワード、わいせつ・違法・誤字なども除外される。
ダウム関係者は「以前は検索データが多ければ順位に上がったが、現在はデータ量だけでは表示されない。ニュース、検索、カフェなどの情報を組み合わせて利用者の関心を把握する仕組みだ」と説明する。
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