韓国の飲食配達従事者の月平均報酬額が381万ウォン(約40万円)であることが27日、国土交通省の実態調査でわかった。月平均勤務日が25.3日である点を考慮すれば、1日に15万ウォン(約1万5773円)ずつ稼ぐ計算だ。また10人に4人が交通事故の経験があることも判明した。
配達業に従事する配達員数は2019年上半期の11万9626人から今年上半期は23万7188人と、約2倍となった。
主要6都市の配達従事者1200人を対象に面接アンケート調査を実施した結果、従事者は月平均約25.3日働き、約381万ウォンを稼ぎ、約95万ウォンを保険料・レンタル料などとして支出した。
1日平均配達件数は平日37.4件、週末42.3件、平均運行距離は平日103キロ、週末117キロだった。
最近6カ月間に配達従事者10人中4.3人は交通事故を経験したという。主な事故原因は「配達時間が切迫し、無理な運転をした」(42.8%)、「事故相手のドライバーの未熟・不注意」(41.4%)、「配達を増やすための無理な運転」(32.2%)の順だった。
配達従事者らは、労働条件の改善のため、配達手数料体系の改善(43.8%)が最も必要だと答えた。労働者の地位認定(13.7%)、パワハラ緩和(12.9%)、危険補償(12.5%)なども要求した。
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