2025 年 11月 24日 (月)
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韓国ファッション大手5社、3Q業績低迷…「収益悪化」止まらず

現代百貨店グループ提供(c)news1

韓国のファッション大手5社、サムスン物産、LF、新世界インターナショナル、ハンソム、コーロンFnCの2025年7〜9月期決算が出揃い、収益悪化が明確になった。売り上げは維持したものの、営業利益は軒並み減少し、赤字企業も相次いだ。異常気象による季節商品の不振や景気低迷が影響した。

サムスン物産は売上高4450億ウォン(前年同期比+2.8%)、営業利益は120億ウォン(同-42.9%)。LFは3986億ウォン(同-17.1%)で、営業利益は161億ウォン(同-70%)と大幅減。新世界インターナショナルは売上3104億ウォン(同+4.9%)ながら、営業損失20億ウォンで赤字転落。ハンソムは売り上げ3096億ウォン(同-1.5%)、営業利益25億ウォン(同-59%)。コーロンFnCは2276億ウォン(同-1.3%)で、営業損失は165億ウォンと赤字が拡大した。

各社は海外展開と構造改革で活路を探る。ハンソムはパリやバンコクに進出。コーロンFnCは中国市場でアウトドアブランド「コーロンスポーツ」が好調で新興国展開を進める。新世界インターナショナルは生活雑貨部門を分社化し、コスメとファッションに集中する。

AI活用やブランド再構築の動きも活発だ。LFはAIによる需要予測と「リアクティブ型企画」を推進。サムスン物産は冬物の販促強化で第4四半期の巻き返しを図る。だが消費回復の兆しは乏しく、グローバル市場での競争力強化が今後の焦点となる。

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