2024 年 11月 22日 (金)
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韓国ファッションプラットフォーム、インフルエンサーコンテンツ効果で取引額が最大4.5倍

エイブリー提供(c)news1

韓国のファッションプラットフォーム「エイブリー(ABLY)」は30日、インフルエンサーコンテンツで最大4.5倍のブランド取引額の成長を牽引したと発表した。

エイブリーは2021年6月からファッション、ビューティー、ライフなどライフスタイル全般にわたって、トレンドと人気ブランドや商品を紹介する「マガジン」コーナーを運営している。

エイブリーマガジンは▽多様なファッションスタイリングを紹介する「コーディネート」▽クリエイターのスタイルガイドを提供する「インフルエンサー」▽ブランドコレクションをベースに商品を紹介する「ルックブック」▽テーマ別の人気商品を紹介する「アイテム」▽季節性を反映した「トレンド」コーナー――で構成されている。

昨年、マガジンコンテンツは計158件を発行した。コンテンツ利用者数は月平均180万人で、月平均コンテンツの再生回数は約22万回だ。最も人気のあるコンテンツは「インフルエンサーコンテンツ」で、発行後の平均週間取引額が前週比154%増加した。サムネイルから人物が目立つという利点により、一般コンテンツ比で再生数は1.2倍、コンテンツ消費時間は1.36倍増だった。

エイブリーは、ディト消費を追求する「10・20 Z+αのZALPHA世代」の攻略に成功した点を成果の原因に挙げた。ディト消費とは「私も」という意味のディト(Ditto)と消費の合成語で、自分と似た趣向を持つインフルエンサーをフォローして購入するトレンドを意味する。昨年のマガジンコンテンツ利用者のうち、10~20世代は60%に達する。ZALPHA世代は、有名人でなくても自分の好みに合う「マイクロインフルエンサー」に高い関心を示している。

マイクロインフルエンサー3人がショップサイダ(Shopcider)のーブランド商品を紹介する「トップアイドルコーディネートソン・ミンスする(推しとお揃いにする)」コンテンツは発行以後、エイブリー内のショップサイダー週間取引額が直前の週と比べて4.5倍増加した。そのうち、インフルエンサーが着用した商品は売り上げを牽引するベストセラー商品として定着した。「顔が2倍きれいに見えるジュエリールック」コンテンツを通じて、セントスコット、チェ・チャンナムメイド、ジェネラルアアイデアアクセサリーを紹介した結果、週間取引額が先週比平均105%上昇した。

「彼女たちのクリスマススタイリングを調べる」で紹介したブランドオッドスタジオ(ODDSTUDIO)はコンテンツ発行前後にマーケットお気に入り数と商品お気に入り数が、それぞれ4倍ほど上がり、ブランド認知度を高めた。

エイブリーはアプリ内のコンテンツやコミュニティ機能を強化し、「スタイルポータル」として飛躍している。スタイルポータルとは「スタイル」(Style)と「ポータル」(Portal)の合成語で好みに合う商品を提供する従来の「スタイルコマース」の役割を越え、コンテンツとコミュニケーションを強化したポータルに進むという戦略だ。

さまざまな見どころを通じてアプリ滞在時間が増えれば、より多くの好みを把握できるビッグデータが蓄積され、これは精巧に好みを推薦するサービスを可能にしてユーザーロイヤルティを高める。エイブリーのユーザーが再びコンテンツを消費し、互いにコミュニケーションし、アプリの使用回数や時間が増えるサイクルを形成することができる。

エイブリーマガジン関係者は「ディト消費が拡大し、私の好みと似た人が購入した製品を買う傾向が強くなったため、年齢別に、見て楽しんで自分の好みを探せる多様なコンテンツを提供する。同時にエイブリー入店ブランドがエイブリーでファン層を形成し成長できるよう持続的に支援する計画だ」と話した。

(c)news1

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