2025 年 12月 22日 (月)
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韓国バイオヘルス産業、売り上げ10%増、K-ビューティが牽引…化粧品部門17%増と好調

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韓国国内のバイオヘルス産業における製造業者の昨年の売り上げが前年比10.4%増となったことが分かった。中でも化粧品部門は17.1%の伸びを記録し、K-ビューティのグローバル人気を裏付けた。

韓国保健産業振興院が10月30日に発表した報告書によると、バイオヘルス関連製造企業849社を対象に経営実態を分析した結果、2024年の売上高は77兆7081億ウォンで、2023年の70兆4101億ウォンから大きく増加した。

2023年には前年比2%の減少を記録していたが、1年ぶりに回復基調となった。営業利益も前年の6兆6880億ウォンから、7兆9516億ウォンへと18.9%増加した。

産業別の売上高増加率では、化粧品が17.1%で最も高く、次いで医薬品(10.1%)、医療機器(1.7%)の順だった。医療機器分野では2023年に前年比27%の大幅減を記録していたが、昨年はプラスに転じている。

化粧品(10.6%)と医療機器(10.4%)はいずれも二桁の総資産増加率を示し、企業体力の強化がうかがえる。一方、医薬品分野の総資産増加率は22.8%から8.1%へと大幅に鈍化したが、依然としてプラス成長を維持している。

全体の研究開発費(R&D)増加率は2.4%にとどまったものの、医療機器(2.3%→6.1%)、化粧品(3.9%→4.8%)はいずれも前年を上回る伸びを記録した。医薬品分野は1.0%前後で、前年並みだった。

ただ、売り上げに対する研究開発費の割合を示すR&D集中度は6.2%から5.8%に低下し、やや慎重な投資姿勢が見られる。

負債比率(42.2%→43.1%)や借入依存度(10.5%→12.3%)はやや上昇した。これは、企業の投資縮小と資金調達の拡大が背景にあるとされる。

とはいえ、いずれも業界の標準値(負債比率100%)を下回る水準で推移しており、全体として財務は健全な水準を維持していると分析された。

保健産業振興院は「海外観光客の増加やK-コンテンツの人気に伴う化粧品需要の拡大が成長を後押しした」とし、引き続き輸出主導型の市場構造強化がカギになると強調している。

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